不倫のリスク
不倫にリスクはつきものです。
でも不倫を実際にするときには、そのリスクを考えてしているわけではない人が多いです。
安易に不倫関係となり、考えていくと怖くなってきた、といった人が多いのです。
成り行きで不倫関係になった場合、一度だけの遊びのつもりで考えてても、不倫相手が、遊びではないと考えている場合には、簡単には終わりません。
不倫関係となる多くのパターンですが、同窓会、飲み会、保護者の会、謝恩会、送別会、歓迎会等、様々な場所で、意気投合して、不倫関係になることは珍しくはありません。
問題はその後です。
お互いに、一度だけの不倫関係と考えてれば問題はないですが、片側が、そうでない考えがあると、不倫相手から脅かされる場合も多いです。
不倫相手とはもう会いたくもないのに、
「会わないなら、もうどうなっても構わない。(自分の)奥さんに全てを話す!」「(お前の)旦那さんに言う!」
等と脅かされると、殆どの人は、再び、不倫相手と会って、肉体関係を結んでしまうのです。
こうなると、ズルズルと不倫関係が続いていくこととなり、不倫関係が長くなればなるほど別れにくくなってしまいます。
安易に不倫関係になったことで、相手次第で潜むリスクについて、大まかにわけると次のようなリスクがあります。
(1)不倫が発覚すると、不倫相手の配偶者から慰謝料を請求されるリスクがある
これは常識と言えるでしょう。
不倫の証拠があれば、裁判したら勝訴はします。
逆を言えば、不倫の証拠がなければ、裁判をしても敗訴します。
ですので、不倫がバレても証拠がないと、裁判しても敗訴します。
これを読んでおられる方で、不倫がバレたけどどうしょう…。と悩んでいる方へのアドバイスとしては、不倫の証拠を握られていたなら、訴訟を起されたら敗訴します。
また、不倫相手の配偶者から連絡が来て、慰謝料請求される状況だとどうするのがベストでしょうか?
それは、不倫の証拠の内容にもよりますが、内容、不倫期間、会っている頻度、これらを総合する事で、ある程度の慰謝料の金額は想定出来ます。
例えば、不倫期間が1年未満なら慰謝料として100万円以下で想定するべきです。
裁判されても、不倫期間が1年以内なら100万円を超えることは難しいと思います。
不倫期間が1年以上なら、不倫の慰謝料として200万円~300万円が基準となります。
但し、職業、不倫期間、内容により、裁判では不倫の慰謝料が相場より高くなる場合があります。1千万円以上という事例もあります。
不倫の慰謝料については上記に書いたとおりですが、裁判ではなく、直接、不倫相手の配偶者から連絡がきて慰謝料請求される場合も多いのですが、その場合での注意点を述べたいと思います。
不倫相手の配偶者から連絡が来て慰謝料請求される場合、相場より高く請求してくるケースが多いので注意しましょう。
仮に、500万円請求されたからと、要求通りに払ってはいけません。
(法外な慰謝料請求をされている場合、要求どおりに払わなくて済む方法はあります。)
不倫が発覚し、不倫相手の配偶者に証拠を握られれば、金銭的なリスクがあることを覚えましょう。
(2)信用を失うリスクがある
また、ダブル不倫の関係で不倫をしていたが、不倫相手の配偶者だけでなく、自分の配偶者にも不倫がバレた場合のリスクですが、
お互い既婚者だし、不倫がバレたら、慰謝料請求をお互いにするから、単純に、プラスマイナスゼロになる、というわけではないのです。
何故なら、それぞれの事情や家庭環境にもよりますし、夫が不倫をしても、即、離婚となるケースが少ないことに対して、妻が不倫をしていたことを知った夫が、問答無用で離婚するというケースは多く、離婚された事で失う物が多いのは、男性よりも女性の方だからなのです。
不倫は、社会的にも倫理に反する行為です。
不倫はいいことだと堂々と言える人は社会的常識がない人だけです。
家族・友人・知人・会社の同僚などにでも、不倫していたことが知られると、間違いなく、貴女への見方は、悪いほうに変わることでしょう。
不倫していたことで信用もなくなることは確かです。
え!こんな人が不倫?!
という人が、普通に不倫している時代ですが、周りに不倫がバレると、貴女の社会的評価は確実に落ちます。
これまで仲が良かった友人や会社の同僚とも疎遠になったり避けられたりする可能性があります。
常識的な大人は自分の行いに責任を持って行動するものです。
不倫していたのに自分は悪くない、と主張したところで、逆に悪者のような目で見られて誰も信じてはくれないでしょう。
不倫が、家族・友人・知人・会社の同僚にバレると、社会的な信用を失い精神的な苦痛を味わうことがあるリスクがあることを覚えましょう。
(3)職を失うリスクがある
社内不倫は現実的に多いです。
但し社内不倫では、もしも会社に発覚した場合には、最悪、職を失うケースもあります。
良くても降格、確実に貴女の評価は下がるでしょう。
社内規則が厳しいところでは、会社側から解雇を宣告される可能性も珍しくありません。
解雇を通告されなくても、貴女自身が会社に居づらくなり苦痛を感じて、退職に追い込まれる可能性もあります。
不倫が、会社に発覚した場合、職を失う可能性があることもリスクとして覚えておいてください。
(4)生涯独身になるリスクがある
相手が既婚者で、自分が独身であり、結婚適齢期にまたがる不倫の場合には、例え不倫相手と別れたとしても、貴女には結婚の機会が残り少なくなります。
大事な期間を不倫していたわけですから当然と言えます。
仮に、独身の良い人と付き合えるようになったとしても、周囲の噂などで過去の不倫がバレれば、フラれてしまうリスクもあります。
過去の不倫経験は、決して、いい評価はされません。
どんな事情であれ、不倫していた人を見ると、見下してしまう男性も多いのです。
【不倫をしている=社会的常識がない人】と見られ、不倫をしていたことで、仮にこの女性と結婚しても不倫するかもしれないと考える男性もいます。
不倫のリスクとして、結婚適齢期に不倫をしていると、生涯独身になるリスクも覚えておいてください。